【2022年決定版】業務改革を検討する人におすすめの本4選|今、読むべき本を厳選

業務改革をしたいけど、何から手を付ければいいかわからない」
「どうやって業務改革を進めればいいかわからない」

業務改革に悩んだとき、まずは本から情報を得ることも手段のひとつです。本には基礎知識や方法などの体系的な情報が書かれており、初心者でも全体像をつかむことができます。また著者が経験したことや、困難な状況下での解決策も書かれており、困った時の手助けにもなります。

「ググる」という言葉に象徴されるように、今では困ったことがあれば、簡単にネットで調べられる便利な時代になりました。ネットでの情報は、一般的な事柄を中心に、平易な文章で分かりやすくすることを主眼において書かれています。

そのため深く理解したり、自分の解決策を見つけるには、情報の質としては弱い部分があります。先人の英知の結晶でもある本をしっかり読んで、業務改革の理解を深めていきましょう。

今回の記事では業務改革の理解を深められる本として、4冊の書籍をご紹介します。

業務改革を始めるときに本を読まないと損をする!その理由とは?

現在では、本を読まなくてもネットさえあれば、知りたい情報はいくらでも手に入ります。

しかし、読書をするからこそ得られるメリットも数多くあるものです。読書する経験を積み重ねると、本を読まないといかに損するかを感じるようになります。

ここでは、本を読まないと損をする理由について解説していきます。

最も重要なポイントが手に入らない

本はあるテーマに絞って、細かく掘り下げているものがほとんどです。わざわざ本を手にしてまで読む人は、すさまじいほどの意欲を持っています。著者はその思いを感じて、度重なる校正をしながら、とっておきの情報を織り交ぜて解説しています。

この「とっておきの情報」こそ本を読むことで得られる重要なメリットです。知識を深めることにつながり、自分自身の答えを見つけるヒントになります。

断片的な情報しか得られない

ネットでの情報では必要なことがらを調べることができますが、断片的な情報にとどまります。本から得られる情報には、必要な事柄の前に、そこに至るまでの歴史や、著者が失敗した経験からの教訓も解説されており、全体像を体系的に把握することができます。

「なぜこの考えが必要なのか?」「なぜこの作業が必要なのか?」をより深く理解することに役立つことは間違いありません。

知識を得るモチベーションが保てない

読書の醍醐味は、知識を身につける楽しみにあります。逆に言うと、知識を身につける楽しみが、本を読むモチベーションです。

本を読むと、ところどころに急所となる部分を発見することがあります。急所となる部分が発見できると知識がより定着し、本を読む楽しみが湧いてきます。本を読むことで、知識を得たいモチベーションが維持できるのです。

次の章から、業務改革検討者におすすめの本を紹介します。どの書籍から読もうか迷っている方へ、各書のポイントをまとめていますので参考になれば幸いです。

『業務改革の教科書(著:白川克、榊巻亮)』

『業務改革の教科書(著:白川克、榊巻亮)』は、業務改革をしていく上で、成功のカギを握る「立ち上げ期」に重点を置いて、未経験者にもわかりやすく説明されています。本書は実例に基づいており、実名の企業事例、現場で使ったツール、当事者の声を交えてビジュアルに説明しています。

業務改革を立ち上げようとしている方やプロジェクトのシステム構築に失敗してしまった方にはおすすめの一冊です。

ポイント1.目的の明確化

業務改革する上で、目的や目指す姿を明確にする必要性が述べられています。本書では、DXを導入することで、世間から先進的な企業であるとアピールすることが目的となった企業の事例を紹介しています。

目的の明確化やコンセプトが固まっていない状態では、仕様変更が多発する危険性があるのです。

ポイント2.立ち上げ期の重要性

本書では「変革プロジェクトの成功は90%、立ち上げで決まる」と述べられています。立ち上げが最も重要な理由は「うまくいっていない変革プロジェクトの9割は立ち上げ期にやるべきことをきちんとやっていない」ためなのです。

ポイント3.立ち上げ期の役割分担

立ち上げ期に何をすれば良いかが分かりやすく説明されています。立ち上げ期を4つのフェーズに分けられています。

  • コンセプト固め
  • 現状調査・分析
  • 構想立案
  • 投資判断

ポイント4 周りを巻き込む方法

業務改革を進めるうえで障害になるのが、周りの人との関係です。

・いかにトップに味方になってもらうか

・抵抗勢力とどう対峙するか

このような問題など、周りを巻き込む方法のヒントが得られます。

その名の通り「教科書」です。業務改革の抽象的な論理だけでなく社内での仲間集めや予算の獲り方まで実務に近いノウハウが詰まっています。

(PLAYコンサルタント 与田)

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