【2022年決定版】業務改革を検討する人におすすめの本4選|今、読むべき本を厳選

『業務改善の問題地図(著:沢渡あまね、元山文菜)』

『業務改善の問題地図(著:沢渡あまね、/元山文菜)』は累計24万部突破の問題地図シリーズの業務改善編です。

本書は“「改善しなければ!」とただ騒いでいるだけ。体制も組織されなければ、予算も時間も与えられない。当然、評価もされない。”こんなつぶやきから始まります。古い仕事のやり方のまま、いつまでたっても改善・改革されない組織を、どのように変えていけばよいかを提案する一冊です。

ポイント1.「意識合わせ」よりも「景色合わせ」

立場が違う相手同士、考えることもバラバラで、問題意識はなかなか合わないもの。しかし、「問題だと思っていること」や「生産性を下げていると思うもの」などのテーマを決めて話し合うと、どのようなことを考えているのかが分かります。

つまり景色を合わせることは可能です。この「景色を合わせること」を初期段階で大切な項目として取り上げています。

ポイント2.「KPT」を取り入れる

K:Keep=続けていける良いこと

P:Problem=やめる方向にある問題点

T:Try=実際にチャレンジしたいこと

自分の意見や気づいたことを書き、ホワイトボードなどで「K」「P」「T」それぞれの領域に貼り出して、ミーティングを行います。他人の書いた情報を見ることで、新たな学びや気づきを得たり、言語化のヒントを得ることができます。

ポイント3.業務の整理整頓

4つの視点から業務の整理整頓を行うことで、スムーズな業務改善につながります。

  • 廃止 (仕事自体をなくせないのか?)
  • 結合 (作業を同時にできないか?)
  • 入れ替えと代替 (手順や担当を替えられないか?)
  • 単純化 (もっとかんたんにできないか?)

ポイント4.業務改善を阻む要素

業務改善を進めていく過程では、さまざまな障害が存在するものです。どのような障害があるのかを理解できます。また対応を考えるヒントにもなります。

ポイント5.業務改善のための時間確保

週に1回なのに「忙しすぎて、1時間もミーテイングに関わっている暇なんてないよ!」と言われることはよくあります。業務改善活動として取り組む場合、どうしても時間の確保は必要です。1日12分と考えて行動すれば、無理なく時間の確保ができると提言しています。

自律的に考え、意思決定できるようになれば、週一回30分または朝15分程度で済むようになります。

業務改善を進める中で発生してくるあらゆる問題点を分類しながら解説しています。イラストが多くて読みやすいので他の本がとっつきにくい場合はこれらから読み始めるのもおススメです。

(PLAYコンサルタント 与田)

>>『業務改善の問題地図(著:沢渡あまね、元山文菜)』の購入はこちらから

『ITエンジニアのための【業務知識】がわかる本(著:三好康之)』

業務を理解してこそ、ソリューションを提供できると言われています。業務知識を身につけるには経験が必要ですが、『ITエンジニアのための【業務知識】がわかる本(著:三好康之)』は、これさえあればITエンジニアの強い味方になってくれます。第5版まで出版されており、根強い信頼がある一冊です。

ポイント1.幅広く業務知識の全体像をつかむ

ITエンジニアとして、知っておくべき業務知識の基礎を得ることができます。主要な項目は、以下の6分野で広く把握することが可能です。

  • 会社経営
  • 財務会計
  • 販売管理
  • 物流・在庫管理
  • 生産管理
  • 人事管理

ポイント2.定型的な業務の流れを理解する

業務に関する言葉は、企業によって違う使われ方をしており、先方を理解するうえでの障壁になっている現状があります。しかしどの企業でも行われている基本的な業務を理解することで、一般的な言葉に置き換えられ、定型的な業務の流れとして理解でき、またコミュニケーションもスムーズに行えます。

ポイント3.ITエンジニアの視点から見る

業務知識を把握するうえで、ITエンジニアの視点からどのように考えるべきかを述べられています。ITの知識、業務知識それぞれを解説する本は数多くありますが、両方をつなげて書いているこの本は貴重な一冊であると言えます。

業務を変える為にはまず業務を理解する必要があります。この本はオフィス業務のあらゆる業務をまとめた辞書になってるので、未知の分野の業務改革に挑戦する際に参考になります!

(PLAYコンサルタント 与田)

>>『ITエンジニアのための【業務知識】がわかる本(著:三好康之)』の購入はこちらから

担当者必見!業務DXの資料はこちら