UiPath Process Miningの特徴
UiPath公式サイトでは、UiPath Process Miningの特徴を6つ挙げていますが、ここでは私がより強みとして挙げられると感じた特徴について解説していきます。
自動化のツールで最も効果の出る業務を選定
機能面での解説でもお話しましたが、UiPathの一番の強みは絶対的な効果にあると思います。
ただ単に自動化すると効果の高い業務を選定するなら他のツールと何ら変わりがなかったと思いますが、UiPathは進行中のプロジェクトをもとに自動化すると効果の高い業務を選定できます。
まだ業務改善や自動化の認知度が低い企業でも、明確なデータを提示してプロジェクトの推進に貢献できるとなると、上司や社内のツール導入への理解が深まります。
業務改善は、自動化のツール導入以前に、自動化に対して周りの人の理解を得られないことが多くあるので理解を深めてもらうという意味でも効果的です。
UiPath内でRPA製品の販売もしているので自動化の相談もできる
株式会社UiPathは、RPAツールで有名なことはご存知でしょうか?株式会社UiPathは、自動化ができるRPA製品を提供しています。
他の会社なら、プロセスマイニングを導入して業務の最適化の提案まではしてくれるでしょう。しかし、そこから実際に自動化のツールを導入する際は別の会社のツールを選んで導入することになります。
UiPathはRPAツールの提供も行っているので、プロセスマイニングで業務を可視化して、自動化を行いたかったらそのままUiPath社に頼むことが出来ます。
同じ会社に担当してもらうことで、状況把握もしやすく業務改善も成功しやすい傾向にあると思います。
新型コロナウィルスへの対応
株式会社UiPathは、新型コロナウイルス感染症への問題にも積極的に対応しています。様々な製品で導入を行っていますが、例として何点か挙げていきます。
①衛生用品の注文処理
新型コロナウイルス感染症の影響で、マスクや消毒液の売り切れが続いた時期がありましたよね。
あの時期、消毒液などの衛生用品の発注数が通常の10倍になった会社がありました。
発注の処理が間に合わず、人も手配できない状況の中で、通常時に行っていた注文数が1500件なのに対して、1万6000件以上の注文数が入り対応が追いつかなくなってしまいました。
そこでUiPath社の自動化ツールを導入し、ロボットに大量の注文の処理を行ってもらうことで問題を解決しました。
②対応メールの優先順位付け
医療機関や行政機関には、新型コロナウイルス感染症に関する問い合わせが毎日殺到しています。
担当者は問い合わせ一つ一つに目を通し、症例の分類を行っていたためなるべく早く対応しなければいけない患者に対する対応が遅れるという問題点がありました。
そこで、UiPathのロボットに症例報告の受信箱を監視させ、症例のレポートを自動で作成できるようにしました。
これによって、急ぎの対応が必要な患者に対して早くアプローチが出来るようになりました。