RPA導入のカギはプロセスマイニング!UiPath Process Miningの機能や特徴を徹底解説|無料トライアルあり

今回紹介するプロセスマイニングツール「UiPath Process Mining」を提供している会社・UiPath株式会社では、顧客に対するアンケートでなんと78%の人が「RPA導入のカギはプロセスマイニング」だと述べた調査があります。

出典:独立系第三者調査「Process Mining Sector Scan」2020年1月
参考:プロセスマイニング – 業務最適化 | UiPath

そのくらい、RPAなどの自動化のツール導入にはプロセスマイニングが大切になってくることを多くの企業や組織の方が実感しています。

タイトルにある通り、UiPath株式会社ではRPA導入の鍵はプロセスマイニングであると語っていますが、なぜでしょうか?

もちろん、プロセスマイニングでの業務の可視化が業務自動化を効率的に進めるのに役立つことに間違いはないのですが、UiPath株式会社がここまで語るのには理由がありました。

今回はプロセスマイニングツール「UiPath」についてお話していきます。UiPath株式会社がRPA導入の成功の鍵をプロセスマイニングと語っている理由についても、この記事の機能、特徴の部分で詳しくお話していきます。

UiPath Process Miningが向いている会社とは?

  • 業務の可視化からRPA導入で自動化まで一緒に行っていきたい企業の方
  • RPAとの連携を行いたい企業の方
  • ユーザーの評価の高いツールを使いたい方

UiPathとは

株式会社UiPath(以下同社)は、2005年に共同創立者兼CEOのダニエル・ディネス氏によってルーマニアでDeskOver社として創設されました。自動化ライブラリに注力している会社で、創設後は順調に事業を拡大し現在は世界で40のオフィスを構えています。

同社はRPAで有名な企業なので、RPAでは誰もが知っている会社と言っても過言ではありません。

第三者の機関からの評価も高く、RPA国内市場シェアNO.1、日経コンピューター社による顧客満足度調査・RPAソフト/サービス部門では2年連続で1位を獲得しています。他にも、Forrester社によるRPA調査で1位に輝いたり、まさにRPA界のキングとも言える存在です。

発見、開発、管理、実行、協同、測定の各分野で製品を提供しており、10以上の製品の販売を行なっています。

また、アカデミーやコミュニティの運営も行なっています。「UiPathアカデミー」では、開発者やPM、RPA活用者に向けて無料でeラーニングを提供しており、「UiPath Community Edition」では、無料で使用可能な世界最大級のRPA開発者コミュニティです。

プロセスマイニングツール「UiPath Process Mining」とは

数ある製品の中でも今回紹介するのは「UiPath Process Mining」です。

普段人の手で行っているあらゆる業務を分析し、自動化領域を拡大することを目的としています。

UiPath Process Miningでは、会社のKPIに沿って自動化すると最も効果の高い業務の選定をしてくれたり、各ステップでの効果が高く結果が出やすいツールのように感じます。

>>UiPath Process Miningの公式サイトはこちら

UiPath Process Miningの機能

UiPath Process Miningでは、業務の可視化を行うことで業務プロセスをより正確に把握できるようにします。

分析結果をもとにプロジェクトにおいてどの業務を自動化するべきかを選定したり、ツール導入後にどのような効果があったのかを確認することも可能です。効果がデータとして見えると、導入や全社展開の際に上層部を説得しやすいなどのメリットがあります。

UiPath Process Miningの主な機能は以下のとおりです。

  • データ抽出機能
  • 分析機能
  • 視覚化機能
  • 継続的な監視

ここからは、具体的にUiPath Process Miningはどのようなことができるのかを紹介していきます。

データ抽出機能

全社規模のシステムの中から業務のログデータを取得することで、プロセス全体の詳しい情報を作成してくれる機能です。

業務改善を行おうと思っても、実際にどのような業務を行っているのかが分からなければ、自動化ツールを入れる意味がありません。

まずは、業務データを取得し現状で行っている業務の可視化を行いましょう。業務の全体像が見えてくると、残業のボトルネックとなっている業務はどこなのか、時間がかかっている業務はどこかなどが可視化されます。

SAP、Salesforce、Oracle等の全社規模で仕様されているシステムは、どれもプロセスのデータを残します。この機能では、ここで残されたログデータ(※1)をイベントログ(※2)に変換する作業を行っています。

※1 ログデータ

ログデータとは、コンピュータや通信機器が一定の処理を実行したこと(または実行できなかったこと)を記録したデータを指します。一般的にログデータというとWebサーバのログデータを思い浮かべますが、実際にはコンピュータのエラーログや通信機器の通信状態を記録したデータもログデータです。

参考:ミツエーリンクス「ログデータ(Webログデータ、アクセスログデータ) | 用語集」 

※2 イベントログ

イベントログとは、コンピュータシステムに起こった出来事や行われた操作などを時系列に記録したデータ。

参考:IT用語辞典「イベントログとは」

分析機能

分析機能では、①で取得したイベントログをもとに業務プロセスのグラフを自動的に作成します。

ツールを使用するユーザーによって詳細に情報を記録するため、大まかな情報で良ければ大まかなデータを、細かい情報が欲しかったらより細かいデータを表示してくれます。

大まかな情報だけでいい場合もありますが、社内で説明が必要なとき等は大まかな情報では理解が難しいですよね。そういった場合に細かいデータとして抽出出来るのはUiPathの強みとも言えます。

視覚化機能

UiPath Process Miningの視覚化機能により、様々な事柄が「見える化」します。これが、UiPath社が「RPA導入の鍵はプロセスマイニングである」とアンケートをもとに語っている理由です。

UiPath Process Miningを導入すると、自分たちで自動化したい業務をわざわざ探し出さなくてもツールが自動的に見つけてくれます。

さらにすごい点は、ただ効果のある業務を見つけるだけではなく、各企業のプロジェクトにおいて一番効果の出る業務を選定してくれるところです。

また、視覚化機能では以下の事項がわかります。

  • 何をどのように改善すると業務が最適化されるか
  • 労力に対するリターン
  • 削減できるコスト
  • 業務ごとに必要となる労力
  • 自動化ツールが与える影響や効果

継続的な監視

UiPath Process Miningは、一度可視化したら終わりではありません。①から③までの業務の可視化を行い続けて、随時データを更新していきます。高度なツールによって業務が監視し続けられ、測定されているので万が一エラーが起きたときや、異常が発生した際も柔軟に対応出来ます。

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