プロセスマイニングの目的とユースケース
ーープロセスマイニング導入においては、目的意識を強く持つことが大切だとよくわかりました。プロセスマイニングを導入する目的も企業によってさまざまですよね。
その通りです。下記のように幅広く、多くの目的で使われています。
- 企業価値評価(デューデリジェンス)
- 業務プロセス解析
- 内部監査(ガバナンス)
- 業務改革(BPR)
- システム統合(SI)
- 業務の自動化(RPA)
昨今では、業務改革やシステム統合にプロセスマイニングが活用されることが多いですね。ここでひとつ、私が知っている素晴らしい活用事例を紹介させてください。
内部監査面での先進事例では、監査に限らず企業のガバナンスにプロセスマイニングを活用するケースも多くあります。最近では、業務の不正兆候モニタリングによる「不正の早期発見」と「不正抑止力の強化」を目的として、ツール導入の効果を上げている企業様もいます。
成功されている事例では、繰り返し述べているように目的意識が明確だったからです。この原則はシステム統合などの他のユースケースでも変わることはありません。
関連記事:【活用事例】プロセスマイニングツール「Celonis」を活用した、不正兆候モニタリングの実践(豊田通商)
まとめ:プロセスマイニングに不可欠な目的意識
三ッ森氏はプロセスマイニングツール活用には目的が必須であることを取材中、繰り返し強調していました。
DXをはじめとするビッグワードはしばしば注目されますが、手段と目的の倒錯が頻繁に起きることを経営者として実感していたからではないでしょうか。これからプロセスマイニングツール導入を検討している方は目的を第一に考えてみてはいかがでしょうか。
今回取材に協力していただいた、三ッ森氏が業務執行理事を務めるプロセスマイニング協会の公式HPはこちら。
はじめてのプロセスマイニング入門ガイド
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ぜひ、貴社の業務改革・業務改善にもご活用ください。
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