最近ではテレワークの推進により、様々な企業において自宅や外出先で仕事をする会社員が増えてきました。外回りの営業を行う社員はもちろんのこと、配達ドライバー、テレワークで行う事務職、総合職など職種は多岐に渡ります。
一方、多くの従業員がテレワークで業務を行う企業にとっては、従業員の勤務実態が見えづらいという問題があります。実際に出社して仕事をするわけではないため、監視の目が行き届きにくく、思ったような成果が上がってこない可能性があります。
この記事ではLANSCOPEクラウド版の紹介をしていきます。
LANSCOPE(ランスコープ)クラウド版では位置情報機能を用いて、「いつ」「誰が」「どこで」「何をしていたか」を管理者が一目で確認することができます。
LANSCOPE クラウド版導入に向いている会社
- 自宅や外出先で社用PCやスマホなどを用いて仕事をする従業員が多数いる会社
- 従業員一人ひとりが個別で動いていて、管理者側から勤務実態が見えにくい会社
- 持ち出し用の社用PCやスマホなどが多数存在し、管理が難しい会社
LANSCOPE(ランスコープ)クラウド版とは?
運営会社「エムオーテックス株式会社」
運営会社であるエムオーテックス株式会社は「LanScope」シリーズの自社開発を行っている会社です。「LanScope」シリーズの企画・設計・開発・販売まで自社で行っています。
大阪に本社があり、東京に本部、名古屋に支社がある他、米国法人が設立されています。設立は1990年で、IT業界では比較的歴史の長い会社です。
AWSパートナーやMicrosoftパートナー、VMwareパートナーなど、様々な企業認定を取得されています。情報セキュリティマネジメントへの取り組みが評価されるISMS認証も取得されているためセキュリティ的にも安心できる企業です。
LANSCOPEクラウド版はテレワーク企業に特化したツール
LANSCOPEクラウド版では資産管理機能のほか、位置情報機能、レポート一覧機能を用いて、オフィスにいない従業員にも手軽に仕事ぶりをチェックできます。
例えば、LANSCOPEクラウド版ではPCの操作ログから、あらかじめ設定した業務時間外に指定した時間以上操作を行っているPCを割り出し、簡単に確認することができます。長時間労働が常態化している従業員に声掛けをしたり、チームの業務分担見直しを促したりすることができるため、働きやすい会社の実現を目指せるといえるでしょう。
LANSCOPEクラウド版の機能
LANSCOPEクラウド版には以下の機能があります。
- 資産管理
- 位置情報
- レポート一覧
ひとつずつ解説していきます。
IT機器の資産管理
ITにおける資産管理とは、会社が所持しているパソコンやサーバ、プリンタなどの機器やソフトウェアなどがどれだけ存在するかを一元管理することです。このIT資産管理をExcelの台帳などではなく、システムにて実現することによって、管理にかかる労力を大きく削減できます。
LANSCOPEにおける資産管理機能では、社内ネットワークに接続されている機器の情報を自動取得し、資産台帳を自動で作成できます。また、各機器にインストールされているアプリケーションの情報も自動的に取得が可能です。
従業員が業務に無関係なアプリケーションをインストールしていないか、適切なセキュリティソフトをインストールしているかなどの確認が行えるのもポイントです。
位置情報の確認
GPSによる位置情報サービスを利用して、従業員が携帯している業務用PCやスマートフォンの現在位置を地図上で確認が可能です。営業社員を多く抱える会社の場合、誰がどのあたりで営業を回っているかが一目で分かるため、イレギュラーな業務への効率的な対応に役立ちます。
また移動履歴も確認できます。社員がいつ、どの場所にいたかという一日の行動を時系列で確認できるため、業務態度のチェックにも有効です。
機器の電源が切れる前に位置情報を自動取得する仕様になっているため、万が一機器を紛失したときなどの発見にも役立ちます。
レポート一覧の閲覧
各従業員が所持しているPC、スマートフォンの稼働状況を一つの画面で確認できます。
「業務時間外の利用時間」「PC、スマートフォンの放置時間」「業務に関するアプリケーションの利用やWeb閲覧時間」「電話の利用時間」など多くの項目を管理者が一目で確認できるのもポイント。残業時間の多い従業員や、業務に積極的な従業員、サボり気味の従業員をピックアップすることで、従業員の働き方の管理がしやすくなるでしょう。
個人別のデータだけでなく、グループ別の比較やランキング形式での確認もできるため、部署やチームによる比較にも活用できます。
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