導入
従業員の業務活動に関わるデータを改善アクションに繋げるため、近年注目を集めているのが業務可視化ツールです。
特に、テレワーク推進に伴い、オンラインで従業員のモチベーションや仕事への満足感といったコンディションを把握するツールの導入が進みつつあります。このようなコンディション管理ツールを活用することで、従業員の仕事に対する満足度を上げ、離職率を下げることに繋がると考えられているのです。
例えば、従業員の不満に早く気づくことができれば、カウンセリングなどを設定し、離職を防ぐことができるでしょう。本記事では、そんなコンディション管理ツールのひとつであるjinjerワーク・バイタルをご紹介します。
jinjerワーク・バイタル導入に向いている会社
従業員満足度を上げ、社員に生き生きと活躍してほしい
離職率を下げ、長く従業員に働いてほしい
仕事に対して高いモチベーションを持って社員に働いてほしい
jinjerワーク・バイタルとは?
運営会社「ジンジャー(jinjer)」
運営会社のジンジャーは、バックオフィス業務の効率化を目指したシステムを提供している企業です。
ジンジャーは2016年にサービスをスタートし、労務管理・勤怠管理・給与管理・契約書管理などを行うクラウドサービスを15,000社以上の企業に対して導入してきました。
「バックオフィスの一番そばに」という理念に基づき、日々の業務を効率化するための様々なサービスを提供しています。その結果、顧客からのユーザー満足度93.2%という高い評価を得ているのです。
jinjerワーク・バイタルとは従業員コンディションの可視化に特化したツール
jinjerワーク・バイタルは、jinjerの提供するサービスの中でも、従業員コンディション管理に特化しています。
ワークバイタルとは、仕事を意味するWork(ワーク)と活力を意味するVital( バイタル)が組み合わさった言葉です。従業員の仕事に対するモチベーションや、仕事への満足度を表す指標として用いられます。jinjerワーク・バイタルは、この指標を可視化させるためのツールです。
これまで社員の仕事へのモチベーションや満足度は、日々のコミュニケーションを除いては、年に数回行われる面談でしか管理されてきませんでした。そのため、従業員の意欲の低下や離職といった課題に迅速に気づき、改善アクションをとることは困難を極めてきました。
本ツールでは、従業員からのアンケート収集とその結果表示を迅速に行うことができます。その結果、従来は時間がかかり、対策の難しかった従業員のワークバイタルを可視化させ、モチベーション低下や離職といった課題を防止できると期待されているのです。
jinjerワーク・バイタルの機能
jinjerワーク・バイタルには以下の機能があります。
- アンケートの作成と配信
- ダッシュボード
- アラート
ひとつずつ解説していきます。
アンケートの作成と配信
jinjerワーク・バイタルの機能の一つは、「仕事は楽しいですか?」などのモチベーションに関するアンケートを作成し、従業員に配信することです。
アンケートの項目や回答方法は自由に設定することができ、アンケート作成にストレスを感じることはありません。例えば、回答方法としてフリーコメントを選択できるため、数値では表現が難しい定性的なデータを集めることができるでしょう。また配信方法についても、アンケートの送信先・送信時間帯・リマインド方法・送信頻度などを細かく設定できます。
自由度の高いアンケートによって、従業員に関するデータを幅広く収集することができるのです。
ダッシュボード
jinjerワーク・バイタルで用いられる他の機能として挙げられるのは、ダッシュボード機能です。
アンケートを使って収集したデータをリアルタイムで自動的にグラフ化・ランキング化します。この機能を利用することで、管理者は従業員のコンディションを迅速に把握することができるのです。また、データを長期間蓄積しておくことで、より詳細な人事管理の分析に役立てることもできるでしょう。
ダッシュボード機能を利用することで、従業員の仕事に対する満足度を管理者が容易に把握でき、分析に活かすことができるようになります。
アラート
上記のダッシュボードに加え、部署レベル・個人レベルでアラートを設定することも機能の一つです。このアラート機能によって、従業員の異変に瞬時に気づくことができるでしょう。
また、問題の要因が何であったかも掴みやすくなることもメリットです。例えば、ある部署のメンバーのコンディションがある特定の日に一律で低下したとします。そうすれば、その日に部署向けに発表された情報がモチベーション低下に繋がっていたと推測できるでしょう。
このように、アラート機能を利用することで、問題点に素早く気づき、原因特定を迅速に行うことができるのです。
jinjerワーク・バイタルの特徴
jinjerワーク・バイタルの特徴は大きく2つあります。
- ユーザーフレンドリーなUI/UX
- 結果のリアルタイム連携
それぞれ解説していきます。
ユーザーフレンドリーなUI/UX
jinjerワーク・バイタルの特徴のひとつは、ユーザーフレンドリーさです。
こういった業務可視化ツールは、使い勝手が悪く、導入しても従業員にうまく定着しないケースも多々あります。しかし、本ツールは、ユーザーへの負担が最小限になるように設計されており、定着しやすいツールになっているのです。
例えば、アンケートの回答では、直感的にイメージがしやすい天気のイラストを使うことができます。また、スマートフォンからの回答も可能になっており、いちいち会社のパソコンを起動させる必要がありません。
このように、実際にユーザーが使用するケースを考えてデザインされており、高い定着率が見込まれることがjinjerワーク・バイタルの大きな特徴です。
結果のリアルタイム連携
従業満足度を把握する上で大切なことは、スピードです。jinjerワーク・バイタルであれば、従業員の回答結果がリアルタイムに反映され、ダッシュボード上で迅速に結果を確認することができます。
すでに、従業員満足度向上に向け、従業員向けアンケートを実施している企業も多いかもしれません。しかし、そういったアンケートは集計に時間がかかり、対策のアクションを打つのが遅くなってしまいがちです。
一方、jinjerワーク・バイタルであれば、リアルタイムに情報が連携され、ダッシュボード・アラート機能に反映されます。スピーディーに状況が把握でき、従業員の不満を解消するための改善アクションをすぐにとることができるでしょう。
jinjerワーク・バイタルの価格表
jinjerワーク・バイタルは基本的に従量課金型であり、使った分だけ料金がかかります。ただ、企業規模によって料金体系が変わるので確認が必要です。
プラン名 | 価格 |
通常 | 1ユーザー月額300円 |
大企業(1,000名以上目安) | 別途見積り |
まとめ:jinjerワーク・バイタルは従業員の仕事に対する満足度を簡単に可視化できるツール
このように、jinjerワーク・バイタルは、ユーザー・管理者双方の負担を抑えながら、従業員のコンディションを可視化することができるツールです。
以下のようなソリューションを探している企業様におすすめのツールとなっております。
- 従業員満足度を高めたいが、ユーザーの教育に時間をかけたくない
- ユーザー・管理者に負担をかけることなく、離職率を下げたい
- 従業員の仕事への思いを定量的・定性的に把握したい
本サイトでは、ほかにも業務可視化やプロセスマイニングに関わるツールの紹介・解説を行なっておりますので、興味のある方は、そちらもご覧ください。
執筆:Kei