社内RPA導入を成功させたDX担当者が語る業務改善成功の秘訣【ディップ株式会社】

RPA導入による業務改善の結果、負荷軽減やシナジー効果を発揮

ーーRPA導入などの業務改善を行なった効果はいかがでしたか。

やはり定量的な業務負荷や、それに必要な作業時間の負荷が軽減されたことが大きかったです。本来その人がするべき業務に時間が割けるようになった効果ですね。

また、確認が必要な業務が大きく減ったことで、心理的な負荷の削減にもつながっていると思います。実際に、午前中に必ず行わなければいけない作業があった社員が午前休を取れるようになった事例もありました。

ーー小林さん自身はRPA導入の変化をどのように感じましたか?

最初にお話ししたように、私はせっかちな性格なので、効率的な業務につながってラッキーだと感じました。また、RPAを導入するにあたって業務を可視化することができたので、各部署がどの程度の業務量を抱えているのかが理解できるようになったのは、私にとっても会社にとっても大きいと思います。

私自身もRPA導入を専任しているわけではありません。通常の業務も抱えているなかで新たな課題解決や企画を生み出すことができたことはRPA導入に伴う効果かなと思います。他部署でRPAを導入した業務を見て、「うちもここRPA使いたいです」とシナジーまで生まれて、一石二鳥な取り組みだったのではないでしょうか。

ーー自社に合った業務改善の方法を見つけるコツを教えてください。

私のポリシーとしてのお話になってしまいますが、実際に業務で困っている点や煩わしく思っている点に対して「その人がどんな気持ちでいるのか」を深く理解するようにしています。

プロセス自体が嫌なら業務自体を変えればいいですし、業務をなくすことも業務改善の1つだと私は思います。自社に限らず、先輩や前任から引き継いだ根拠のない手順に淡々と従っている方も多いですが、本来の業務目的を見失っている場合も少なくありません。

なんのための業務で結果どうなっていれば良いのかを理解できれば、自社にあった業務改善を行うことができるのではないでしょうか。

業務改善を希望する方がハッピーになる結果を理解し、サポートすることが大切です。

まとめ:現場にフィットする業務改善が必要

RPAの導入は業務改善を行う上でのカードの1枚にすぎないと話す小林さん。今後もハイブリッド型思考のなかで、現場にフィットするツールを積極的に導入したいと考えているそうです。

今回伺ったお話の中でもあったように、自社に合った業務改善を取り入れるためには業務プロセス自体を定量的に可視化しなければなりません。そのためにおすすめしているのが、プロセスマイニングの導入です。プロセスマイニングを活用すれば、業務改善すべきポイントを可視化することができます。

 

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