プロセスマイニングツールCelonisを分かりやすく解説!

初めに

これまでは、主にプロセスマイニングのとはどのようなものか、どのような用途で活用できるのかをお話してきました。

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今回からは、プロセスマイニングを行うときに使用するプロセスマイニングツールをご紹介していきます。

IT用語は、初心者にとっては難しいですよね。

「プロセスマイニングツール」というと難しく感じてしまいますが、簡単に言うと勤怠管理を行うときに勤怠管理のツールを使うイメージです。これと同じで、プロセスマイニングを行うためのツールのことをプロセスマイニングツールと言います。

プロセスマイニングツールは、業務を可視化するツールです。業務を可視化することで、現状どのような業務を行っているのか、何に時間がかかっているのかを把握することに使われています。プロセスマイニングツールは、特に業務改革をしようと思っている企業様が使用する事が多いです。業務改革を行うにあたって、どの業務が残業の原因なのか、どうすれば業務の効率化ができるのかと考えたときに初めて業務の自動化という選択肢が生まれます。プロセスマイニングツールの導入は 、業務改革への第一歩です。そこで、プロセスマイニングにはどのようなツールがあるのか、特徴や機能をこの記事ではお伝えします。

プロセスマイニングには数多くのツールがありますが、今回は「Celonis」というツールを見ていきましょう。

Celonisが向いている会社

初めに、Celonisはこんな会社におすすめするプロセスマイニングツールです。

  • プロセスマイニングが初めてで良くわからない方
  • 凡庸性の高いツールを使いたい方
  • SAPと連携したい方

 

celonisとは?

Celonis(以下同社)は、2011年にドイツのミュンヘンでAlexander Rinkeによって設立されました。主にプロセスマイニングに関する分析のプラットフォームを提供しています。(プラットフォームとは、IT用語で簡単には「対象を動かすための土台となる環境」のことです。)日本のビジネスプロセス変革やRPAなどの活用による生産性向上、働き方改革への取組みの拡大、ビジネスプロセスを可視化し効率化を実現するプロセスマイニングへの需要に注目し、2020年にCelonis SEの日本法人であるCelonis株式会社は日本国内にサーバーを設置。また、同社のプロセスマイニングソリューション「Intelligent Business Cloud」の提供を開始しました。

今回紹介するプロセスマイニングツール「celonis」は、同社によって提供されているソリューションです。

サービス形態に企業向けのEnterprise版から小規模企業やスタートアップ向けのSnap版、大学向けのAcademic版があります。

Celonisの機能

Celonisのみに関わらずプロセスマイニングツールは、目に見えない業務を発見すること、標準的な業務プロセスとの適合性チェック、業務プロセスの強化を目的として使用されます。

Celonisの公式サイトに記載されている情報によると、Celonisは汎用性の高いツールとのことです。機能も一般的なプロセスマイニングツールに備わっているものですが、カスタムも可能で様々な用途に対応できる使いやすいツールになっています。

ここからは上記3つの目的を達成するための、Celonisの主な4つの機能を紹介していきます。

イベント収集(Event Collection)機能

 運用システムやイベントログをもとに、事前に構築されたコネクタを使用してあらゆるシステムデータを大量に収集してプロセス全体を把握します。

プロセス検出(Process Discovery)機能

イベントログをCelonisに入力データとして与えることで、ごく稀にしか発生しない業務プロセスを含むすべてのプロセス、もっとも一般的な業務フローやボトルネックの可能性があるプロセスなどをを可視化することができます。

プロセス分析(Process Analytics)機能

 プロセス分析に最適化されたBI機能を提供します。業務プロセスを、トランザクション量やスループットで可視化したり、特定プロセスにおける洞察を動的に行うことができます

 

アクションエンジン(Action Engine)機能

 静的に解析するだけでなく、プロセスデータを継続的にインプットすることで、AI、機械学習を統合したアクションエンジンにより、適切なタイミングで適切なRPAなどのボットサービスを呼び出し、プロセスを起動することができます。

Celonisの特徴

 

汎用性が高い

Celonisの特徴の1つに汎用性が高いことが挙げられます。他のプロセスマイニングツールと比較すると、用途にあわせたカスタマイズがしやすいので、使用することでそれぞれの業務の可視化や、ボトルネックの発見などにも使えます。

SAPなどのRPAツールとの連携に強く、SAPや米Oracle等のERPや、米Salesforce.comのSFA(営業支援)などの代表的なサービス向けのテンプレートを持つことで知られています。

アクションエンジン機能が充実

Celonisには、「Action Engine(アクションエンジン)」という機能があります。これは、業務を可視化した結果を分析し、個人に対する改善・行動の指示出しを自動的に行ってくれるものです。さらに、機械学習による予測機能 「Machine Learning(マシンラーニング)」、マネジメント視点での「Transformation Center(トランスフォーメーションセンター)」などの機能があることでサポートも充実しています。

豊富な実績

Celonisは市場シェアNo.1の実績を持っています。2020年現在で800社以上の大手企業の導入実績がありプロセスマイニングツールのリーダー的な立ち位置にいます。

主な導入企業

・Deutsche Telekom

・ABB

・Uber

・Siemens

・VTB

・Lufthansa

主要な成功事例としては、購買発注ルールや社内手続きのボトルネックを発見することによって、リードタイムを短縮したり手戻りを削減したりするケースが多いようです。

では、ここからは具体的にどのようなことを達成してきたのか具体例を見ていきましょう。

Siemens

SiemensでのCelonis導入事例は、世界最大とも言える大手企業がデータやデジタル技術を使いどのようにビジネスモデルの変革を行っていくのかの教本とも言えるものです。

シーメンスは170年の歴史を持ち、従業員数38万5千人、2019年の売上高約970億ドルを誇る世界最大級の製造企業です。

Siemensは2011年頃、監査プロセス全体を完全に透明なものにできるソリューションを見つけたいという目的がありました。その目的にCelonisが役にたつのではと早い時期から気が付き、Celonis社が設立された年にCelonisを試用しました。

そこでの導入が大成功を収めたため、物流、財務、調達、販売の各部門にプロセスマイニングを導入します。それ以来は、世界で6,000人のユーザーにCelonisを導入し、10万人のサプライヤー、200以上の製造工場、100万人以上の顧客を処理しているようです。

Uber

Uberは、日本では誰もが聞いたことのあるUber Eatsの運営をしています。現在では、6大陸63カ国700都市以上でサービスの提供をおこなっている会社です。世界各地で事業が急速に拡大したことにより顧客基盤が驚異的に拡大し続け、Uberではすべての地域で同じように優れたサービスを提供することができなくなるという課題を抱えていました。

この課題から、すべての地域の顧客に満足してもらえるサービスを提供できるようにするためには、何百万もの顧客とのやりとりを分析して世界的規模でサービスのばらつきを把握することが必要だという結論に至りました。

そこでUberは、業務を可視化して分析するためにCelonisの導入を決めました。Celonisで各地域で異なる顧客サービスの工程がどのように行われているのかを可視化し、分析に基づいて業務の最適化を実行、優れたサービスを提供するためのシステムの構築を行います。

結果としてUberは、Celonisの導入で顧客からの問い合わせチケットの解決時間を短縮することに成功し、膨大な時間と資本を節約し続けることが可能となりました。

https://www.celonis.com/jp/より引用

Celonisの料金は?


ライセンス:
無料、アカデミック、コマーシャル

トライアル価格:300万円~

(要問合せ)

Celonisのトライアル方法

celonis導入までの流れとしては、まずは課題ヒアリングやデモを行い、約3ヶ月間の実証実験を実施します。実証実験では、トライアル用のライセンスを導入し、分析環境構築を経て、事前に設定したテーマに対してデータ投入最大3回までを目安に分析作業をサポートします。 トライアル価格は300万円~となっています。

トライアルはこちらから https://www.celonis.com/jp/get-started/

まとめ 

以上のことから、Celonisは下記のような企業に向いているといえます。

 

・会社の規模 1001〜5000人の従業員

・カスタマイズで様々な業務に対応させたい企業の方

・SAPと連携させたい方

・実績のある会社を選びたい方

 

以上、プロセスマイニングツールCelonisについてでした。

最後までお読み頂きありがとうございました。